捻挫の対処方法

文責:院長 柔道整復師 早川 秀史

最終更新日:2024年08月19日

1 捻挫の応急処置

 捻挫をした際の応急処置の基本は、「RICE」処置です。

 RICEとは、Rest(安静)、Ice(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(拳上)の頭文字をから名付けられています。

 早期にこれらの処置を行うことで、内出血や腫れ、痛みを抑制し、悪化を防ぐことができるといわれています。

2 具体的な応急処置の方法

 スポーツ中に足首を捻ってしまったり、手首を捻ってしまったりした場合には、まずは動きを止めて安静にしてください。

 捻挫は比較的痛みが軽い場合もありますが、むやみに動かすと悪化してしまう可能性があります。

 痛みがあまりないからといって軽視せずに、損傷部位を安静に保つことが大切です。

 次に、損傷部位を冷却します。

 冷やすことで、損傷部位の毛細血管が収縮して、腫れや痛みを抑えることができます。

 ただし、冷やしすぎると凍傷のおそれがありますので、冷却は適度に行ってください。

 その後、損傷部位をテーピングなどで圧迫し、患部を心臓よりも高い位置に保ちます。

3 接骨院で適切な施術を受ける

 RICEは、あくまでも応急処置にすぎません。

 そのため、処置が終わりましたら、お早めに接骨院等に行き、適切な施術を受けてください。

 捻挫によって傷めた靭帯は、伸びた状態になっています。

 適切な処置を受けないと、伸びた靭帯が修復されないおそれがあります。

 靭帯が伸びた状態で運動を再開しますと、不安定な状態で関節を動かすことになってしまい、捻挫の再発リスクが高まってしまいます。 

 接骨院で適切な施術を受けることで、伸びてしまった靭帯や組織の修復を促し、捻挫の痛みを根本から改善できるかと思います。

 応急処置をした後、そのままにしてしまわず、しっかりと接骨院に通院することが大切です。

4 捻挫について当院にご相談ください

 捻挫をしてから施術を受けるまでの期間が短いほど、回復の経過が早いため、捻挫をしたらお早めに当院にご相談ください。

 捻挫の痛みがなかなか取れないという方も、一度当院にご相談いただければと思います。

 当院では、傷めてしまっている靭帯や組織などの捻挫の根本的な原因に対して適切にアプローチすることで、回復を目指してまいります。

 また、施術とあわせて、捻挫の再発防止のためのアドバイスやリハビリテーションの指導も行っております。

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